2018/02/06「2013年 渡英の記録」公開

ロックな男はお嫌いですか? 古き《悪き》ロンドンの魅力全開!『ロックンローラ(原題:RocknRolla)』

[font size=7]photo by Rotten Tomatoes[/font]
ちょいとやんちゃなワルい男たちが右往左往! 古き良き…でもって、ワイルドサイドなロンドン。 変わっていく街の姿と、 相変わらずな男の色気!
ストーリー:ワンツー(ジェラルド・バトラー)とマンブルズ(イドリス・エルバ)は、地価上昇中のロンドンでひと儲けしようと不動産投資に手を出す。彼らは裏社会のドン、レニー(トム・ウィルキンソン)に多額の借金をするが詰めが甘かったために投資は失敗。そんなとき、会計士のステラ(タンディ・ニュートン)から700万ユーロ強奪の話が舞い込む。 キャスト ジェラルド・バトラー トム・ウィルキンソン タンディ・ニュートン マーク・ストロング イドリス・エルバ トム・ハーディ トビー・ケベル ジェレミー・ピヴェン クリス・ブリッジス 他 英題:ROCKNROLLA 製作年:2008年 製作国:アメリカ 上映時間:1時間54分 出展 CINEMA TODAY

どうも。散歩ウォッチャー、Sinです。

当て所なく歩いては、街を眺めるのが好きです。 自分の街ももちろんですが、ロンドンのお散歩はまた格別! でも、今見ている街も、すぐに変わっていっちゃうのですね…。

主人公は「ワイルドバンチ」の3人組!

お一人目は『300』などバッキバキにカッコイイ二枚目を演じたら天下一品、ジェラルド・バトラーさん。 続いては、『刑事ジョン・ルーサー』の熱演も評価高い、イドリス・エルバさん。 そして『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で世界の野郎ども&乙女のハートを鷲掴みにしたトム・ハーディさん! お三方ともそれぞれの主演作ではものすごくオットコマエであらせられますが。 この作品では、みんなどこか間抜けで可愛らしい…。 この最強の3人がトラブルを解決しようとあたふたする様が愛嬌たっぷりで、うだつの上がらなさっぷりにもう本当に目が離せないのです…。 3 [font size=7]photo by THAT MOVIE SCENE[/font]

そして、悪い方々も。

セクシーで悪賢い会計士にタンディ・ニュートンさん。 昔気質なロンドンの裏社会の顔役には名優トム・ウィルキンソンさん。 そして!リッチー組常連のマーク・ストロングさんは組織の若頭。 こちらの面々は、これぞ「大人」の色気。 主人公3人組をあの手この手で追い詰める、余裕な表情が非常にクールで素敵。 …と惚れ惚れして気を抜くと、随所で小ネタをかましてくるのがまた憎らしい! マーク・ストロングさんの真顔のボケとか、タンディさんの絶妙に微妙なダンスとか、これ堪らんです。 スクリーンショット 2016-02-10 23.51.25 [font size=7]photo by RocknRolla[/font]

もう一人の主役は、ロンドンの街。

『ロックンローラ』が撮影されたのは、2007年のロンドン。 まさにオリンピック需要と再開発で建設ラッシュ真っ只中。 映画で見る街並みは、私たちが現在見ているものとは少し違っているようです。 今ではすっかり見慣れてしまったシャードやウォーキートーキーなどは影も形もなく、代わりに乱立するのはそれらを建てている真っ最中のクレーン群。 この、瞬く間に変化していくロンドンが、テーマの一つになっています。 bld. [font size=7]Photo by IMDb [/font] 実際にこの撮影で使われた長い間放置され廃墟となっていたフィッツロヴィア病院は、現在は美しく建て直されていますし、数々の映画などのロケ地としても有名なバターシー発電所跡(ドラマ『SHERLOCK』でも使われていました)もようやく再開発が進み出したようで、ものすごい未来都市に変身しそう。 街が綺麗になるのはとても嬉しいけれど、様々な映画で見た憧れの風景が変わってしまうのは、少し寂しい気もします…。 余談ですが、この発電所跡のすぐ近くに『ロック〜』にも出演なさっていた、赤い悪魔アザゼルさんことジェイソン・フレミングさんが経営される、なぜか日本料理推しのレストランがあるはずなのですが…。 一度は行ってみたいと思い続けて、未だ叶わず。 って、再開発でどうなっちゃうんだろう。 早く行ってみないと!

ガイ・リッチー節、炸裂!

ちょっと情けない愛すべきダメ男くんたちが楽して儲けようとするも、虎の尾踏んじゃって大騒動! と、纏めてしまうとなんとも簡潔な物語ではありますが。 って、これどこかで見たようなストーリー…。 ガイ・リッチー監督の長編デビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や、続いての『スナッチ』も、ぶっちゃけ同じ話でして(笑)。 とはいえ、『ロック〜』はかのジェイソン・ステイサム兄貴の俳優デビュー作でもあり、若々しく馬鹿馬鹿しい(褒めてます。)パワーに溢れていますし、それに惚れ込んだブラッド・ピット氏が是非にと立候補したという『スナッチ』もさらに輪をかけた良い加減にいい加減な作品(褒。)で、それぞれ違った味わい方が出来るとても痛快な作品です。 まぁでも、どれだけ好評でも同じものばかりはね…と思われたかどうかはわかりませんが。 その後は歌姫マドンナさんとの公私両得?な『スウェプト・アウェイ』で全世界をずっこけさせ、『リボルバー』で観客をなんとも不可思議な気持ちにさせたリッチー監督。 少しの回り道の後は、十八番のストーリー展開にテンポの良さとロック魂をたっぷり加えたこの『ロックンローラ』で本領発揮! 映画作りが楽しくて仕方ない、そんな空気が画面いっぱいに溢れてきちゃうのです。 2 gun [font size=7]Photo by IMDb [/font]

映画愛。

作中、ジェラルド・バトラーさん演じるワンツーとタンディ・ニュートンさん演じるステラとのベッドシーンがございます。 わお!なんて思う暇もなく、1秒ほどのショットが数カットだけで終了してしまうのですが、これがなんとも奇妙で斬新で。 実はこの場面、当初は普通に撮るはずが、撮影当日に風邪をひいたジェラルドさんにタンディさんが近付くのを嫌がったために、急遽変更されたそうなのです。 普通なら苦労話にするところでしょうが、リッチー監督はなんとも嬉しそうにコメンタリで語ってらっしゃいました。 このアクシデントすら楽しむ感覚が、『ロックンローラ』の最大の魅力なのかもしれません。 今しか撮れない移り変わるロンドンの街を、撮影で起こる出来事全てを、一切合切遊び倒す。 簡単そうでなかなかそうもいかないことだけど、この作品では全編にわたってリッチー監督の映画愛に満ち溢れていて、それはもうハッピーになれてしまいます! スクリーンショット 2016-02-10 23.50.26 [font size=7]photo by RocknRolla[/font] 因みに。 本編のラストの格好良さでサイコーにアガった後も油断なされませんように。 監督の愛がだだ漏れで、トム・ハーディさんにメロメロ必至の超スウィートなエンドロールが待ってます。 お見逃しなく…。 スクリーンショット 2016-02-10 23.49.43 [font size=7]photo by RocknRolla[/font] さて、次はどの作品の英国に遊びに参りましょうか。 皆様も、良き妄想旅を!