妄想ロンドン会議

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第104回:英国の都市伝説的怪人・バネ足ジャックの正体に迫る!? 漫画『黒博物館スプリンガルド』レビュー【ネタバレ無し】

3か月前の投稿
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こちらは、今すぐにでもロンドンに飛び立ちたいMiz & SinによるPodcast「妄想ロンドン会議」です。ある時は激しく、ある時はゆるく語られる、さすらいの女子二人組による英国エンタメ&旅にまつわる本音トークを音声でお楽しみください。(音声プレーヤーの再生ボタンをクリックしてお聴きください)
第104回:英国の都市伝説的怪人・バネ足ジャックの正体に迫る!? 漫画『黒博物館スプリンガルド』レビュー【ネタバレ無し】


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あとがき by Sin

明るく陽気なものも楽しいけれど、それだけじゃあ物足りない。

どうも。超ビビリのくせに怖いもの見たさ全開のSinです。

闇のロンドン、その魅力。

かの有名な“切り裂きジャック”から遡ること約50年。霧の都を騒がせた、何とも不気味な一人の男。その名は“バネ足ジャック”。

「銀色の衣装に身を包み、消防士と偽り、出てきた相手に炎を吹きかけたり、ナイフで刺したりして逃走した」
Wikipediaから引用

産業革命も進み、華々しくも混沌としたロンドンの街を縦横無尽に跳びまわり、人々をびっくりさせては高笑い。しかも、驚いた人がいたという記録はあっても、人を襲ったという記録は殆ど残っていないそうです。ほな、何でそんなことをやっとんねや! というツッコミを入れたくなるところですが、そこは紳士の国英国の美学といったところでしょうか……。

photo:theunredacted.com

そんな魅力的な怪人紳士をテーマにした漫画が、今回の課題図書『黒博物館スプリンガルド』! 『うしおととら』や『からくりサーカス』でも有名な藤田和日郎さんの作品です。

(恥ずかしながら不肖Sin、藤田さんの作品はタイトルしか存じ上げず、それどころかお名前すら曖昧なまま。“和日郎”をカズヒロと読めず、収録直前までワビロウとお呼びしていたこと、深く反省してお詫び申し上げます。)

この作品、「よくぞこの題材を漫画にしてくださいました!」と叫びたくなるような、まさに妄想ロンドナーにうってつけの逸品! バネ足ジャックの謎からロンドンの闇の部分をとても魅力的に描いてくださっていて、ページをめくるたびにその深く暗い世界観に引き込まれていきます。さすが人気作家さんというべきか、ストーリーもとても熱く、漫画大好きなMizもその漫画愛を絶賛していました。薦めた甲斐があったぜ!

続編となる『黒博物館ゴースト アンド レディ』。こちらの主役は、以前のPodcastでもご紹介したことのあるウエストエンドの名物男。ドルーリー・レーン劇場に夜な夜な観劇に現れるという謎の灰色の幽霊、グレイさん! 物語はその劇場から始まり、“戦場の天使”と呼ばれたフローレンス・ナイチンゲールちゃんと一緒にクリミア戦争を壮絶に駆け抜けます。こちらはシェイクスピア作品の引用もたくさん使われていて、お芝居好きな方にもオススメです!

因みにタイトルにもなっている黒博物館。どうやら類似のコレクションは実在するようです! ……とはいえ、それはスコットランド・ヤードことロンドン警視庁の中。実際に犯罪に使われたリアルな証拠品で、当然ながら一般公開はされていない模様。2015年に一度、ロンドン博物館で一部を公開する特別展が開かれていたとか。怖いけど、見たかったー!

Mizがこの作品を気に入ってくれてすっかりご満悦、次の課題図書をあれこれ模索するSinでした!

怖がりながらもロンドンの怪談をご紹介。グレイさんにもご登場いただいたPodcastはこちら↓

黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)
藤田 和日郎
講談社 (2007-09-21)
売り上げランキング: 13,692

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普段はジャパン演劇界の片隅で公演やイベントをプロデュースしたり、デザインしたり、パンを捏ねたり、色々手がける何でも屋さん。小さな頃から洋画が大好きで、ジャニーズアイドルには見向きもせずハリウッドスターを追いかける少女時代を送り、今に至る。『ロード・オブ・ザ・リング』が好き過ぎてNZを訪問したことをきっかけにロケ地巡りに目覚め、『SHERLOCK』のロケ地ロンドンを訪れて以来、英国の虜となる。今注目の俳優は、ヒュー・ジャックマン/ジェイク・ジレンホール/ジャック・ダヴェンポート/コリン・ファース/ベネディクト・カンバーバッチ/タロン・エジャトンなど。ただ今、ロンドンとの心理的距離を縮めるべく英会話を猛勉強中。
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「ハリウッド、なにそれおいしいの?」が合言葉で、ほんの数年前までは知ってる海外俳優はゲイリー・オールドマンとロバート・ダウニー・Jrだけと言ってもいいほど洋画に興味が無かったけれど、友人に誘われうっかり参加したNY旅行をきっかけに洋画沼にハマる。そうこうしているうちにロンドンの魅力に取り憑かれ、足掛け2年で近所のTSUTAYAの英映画ラインナップを制覇。今やAmazon.UKから次々と新作を輸入し楽しむ日々を送っている。今注目の俳優・監督は、ショーン・ハリス/エディ・マーサン/ロリー・キニア/ジュリアン・リンド=タット/トーマス・アルフレッドソン。ロンドン活動に勤しむ一方で、舞台女優の顔も持つ、マイペースで奔放な自由人。