妄想ロンドン会議

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第66回:『キンキーブーツ』日本版見てきました! 大絶賛の感想はもう聞き飽きたんじゃないですか? ということで、ウエストエンド版と比べてレビューしてみました!

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こちらは、今すぐにでもロンドンに飛び立ちたいMiz & SinによるPodcast「妄想ロンドン会議」です。ある時は激しく、ある時はゆるく語られる、さすらいの女子二人組による英国エンタメ&旅にまつわる本音トークを音声でお楽しみください。(音声プレーヤーの再生ボタンをクリックしてお聴きください)
第66回:『キンキーブーツ』日本版見てきました! 大絶賛の感想はもう聞き飽きたんじゃないですか? ということで、ウエストエンド版と比べてレビューしてみました!

世界中で旋風が巻き起こっている『キンキーブーツ』。ブロードウェイ、ウエストエンド、韓国版に続いて日本版が登場! 主人公のドラァグクィーン・ローラに三浦春馬くん、もう一人の主人公チャーリーに小池徹平くん、ヒロイン・ローレンにソニンちゃんが扮して、日本版ならではの『キンキーブーツ』を見事に立ち上げ、私たち観客を魅了してくれました。

そんな、大好評のうちに東京公演を終えた『キンキーブーツ』日本チーム。ウェストエンド版を見て以来この作品の虜になってしまったMizは、チケットを握りしめて、行って参りました大阪公演会場のオリックス劇場へ!

ということで、今日は『キンキーブーツ』日本版のレビューをお送りします。しかし皆さん、大絶賛の感想はもう聞き飽きたんじゃないですか…? そこで、ウエストエンド版と比べて良かったところ・イマイチだなと思ったところをMizなりに正直にお喋りしてみました。それでは「妄想ロンドン会議」スタート!(2016年8月17日収録 73分)

※この記事は音声ブログです。音声プレイヤーの再生ボタンをクリックしてお聴きいただくか、iTunesチャンネルからもお聴きいただけます。

本日のトピックス

『キンキーブーツ 日本版』を観に大阪はオリックス劇場へ!【00:01:55 より】

ということで、日本で一番「熱い」場所に行ってきました! その日の気温は37度。会場の熱気もさることながら、大阪は、息を吸うのも辛い暑さでした。ロンドンの涼しい夏が恋しゅうございます。
MizとSinにとって、オリックス劇場の前身である厚生年金会館は思い出の場所。厚生年金会館時代の思い出なぞ語りつつ、『キンキーブーツ 日本版』そして『キンキーブーツ 来日版』への思いを語ります。

↓ここから『キンキーブーツ 日本版』の感想です↓【00:16:25 より】

ブロードウェイ版からウエストエンド版へ引き継ぐに当たって、同じ英語圏で上演するにも関わらず、演出上の細かな設定やセリフを変更したというコダワリに溢れた本作。アジアでは先に韓国版が上演されていますが、日本版ではどのように変化していたのでしょうか? ウエストエンド版と比べて「良かったところ」「イマイチだなと思ったところ」をお話しします。

ジャパナイズされた三浦ローラの造形が素晴らしかった件【00:22:45 より】

正直、不安でした。「あの」パワフルでゴージャスなローラを、三浦春馬くんはもとより、日本人が表現できるのだろうか、と。しかし、その懸念は軽々と払拭されました。元々ブロードウェイありきのセット・衣装・小道具、そしてスピリット。受け継ぐところはちゃんと受け継いで、キャラクターたちはちゃんと日本人キャストの魅力を引き出した作品になっていました。

特に一番心配していたのはローラ役の三浦春馬くんでしたが、蓋を開けてみれば一番素晴らしかったのもローラでした。ちゃんと三浦くんの素の魅力に重ねて創り上げられたローラの造形が素晴らしかったです。オリジナルの黒人キャストからアジアキャストへの変化も納得の出来。この作品の見どころでもある、ローラの七変化ももちろん健在! 三浦ローラはウエストエンド版に比べると繊細でキュートに感じました。

ウエストエンド版と日本版の客席の雰囲気が全然違った件【00:35:30 より】

ウエストエンド版はオープニング前夜だったからか、ファッショナブルで業界人的な大人のお客様がたくさん。男同士や女同士のカップルもたくさんいらっしゃいました。とにかく、アゲアゲ&大盛り上がりな客席にMiz & Sinも大興奮!

比べて日本版は、女性のお客様が98パーセント(Miz調べ)。やはり、三浦春馬くんや小池徹平くんのファンの方が多くいらっしゃっていたのかなと思いました。もちろん、客席はウエストエンド版に負けず劣らず大興奮! トリプルコールに加えてスタンディングオベーションで幕を閉じたのでした。

しかし。
しかしです!

Mizは三度のコールをする気にも、スタンディングオベーションをする気にもなれなかったのです。
なぜかというと…?

どういうこと? 歌詞がほとんど聞き取れなかった件【00:40:00 より】

この日本版に期待していたことの一つに、もちろん「日本語で演じること」ということがありました。でも、驚くべきことに、日本語で歌われているはずの歌詞がほとんど聞き取れなかったのです。劇場の音響機構によるものなのか、役者の技量によるものなのか、訳詞によるものなのか、はたまたマイクによるものなのか私にはわかりませんが、とても残念な点でした。

あれれ? チャーリーの音程が違ってた件【00:49:00 より】

これは、悪いことではなくて、ちょっと気になった点です。聞き慣れたウエストエンド版のチャーリーの歌と比べると、二箇所ほど音程を下げて歌っていたところを発見。低いメロディがちょっと辛そうに感じるところも。改めて、派手なところは少ないけれど、チャーリーの歌は難しいんだなあ、と感じました。

総じて、全体的にパワーがもっと欲しかったなあ、と。声量だったり、伸びだったり。日本人キャストの皆さん、ちょっと、いえ、だいぶ大人しかったかなあ…。そこは凱旋公演に期待!

「来日版」の宣伝写真&動画はにウエストエンド版のものが使われている件【01:04:10 より】

これは、日本で来日版を宣伝しているスタッフに物申せばいいのでしょうか?
それとも、この『キンキーブーツ』プロジェクトの総元締め(?)であるブロードウェイに物申せばいいのでしょうか?

私たちの疑問は以下の通り。
「日本で宣伝されている『来日版』の写真や動画はなぜウエストエンド版のものが使われているのか」ということ。

『来日版』のキャストは、ナショナルツアーメンバーのはずなのに、日本の宣伝に使われているのはウエストエンド版…。ウエストエンド版のキャストたちももちろん素晴らしいですよ。だって、私たちの初キンキーブーツはウエストエンド版ですもの。
でも、だけど!
ナショナルツアーメンバーの映像見せてくれよ! と、思いましたので、勝手ながらナショナルツアーメンバーの宣伝動画を貼り付けておきます!

みんな、この人たちがやってくるよ!

↓↓↓KINKY BOOTS on Tour!↓↓↓

あとがき

本当に、日本で『キンキーブーツ』を、それも日本版&来日版両方を見れることが未だに信じられません。こんなに幸せでいいのでしょうか!
日本版をご覧になった皆さんが、口を揃えて「CDが欲しい!」とおっしゃっていますが、日本版のCDは残念なことにまだ(これからも…?)販売されてないんですよね。
そこで、あの素敵な楽曲を楽しむためにブロードウェイ版のCDを購入されている方がほとんどだと思うのですが、私はあえてここでウエストエンド版のCDを購入されることを強く強くオススメします!

なぜなら…

ウエストエンド版のCDはライブ音源盤だから。

Original West End Cast of Kinky Boots(Amazonの購入ページへ)
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ブロードウェイ版CDは、CD用に収録・編集されているので舞台で使われた実際の楽曲とは編成が違っています。が、ウエストエンド版CDは舞台がそのまま収録されているので、曲がノーカット! 曲中のセリフやお客さんたちの拍手や笑い声も相まって、あの舞台の興奮と熱気をそのまま感じることができます! 知らず購入した私は感動して「ウソー!」って叫んじゃいました(笑)。ジャケットに描かれたキンキーの真っ赤なブーツのロゴも、片方がユニオンジャック柄になってるんですよ。オシャレ!

キンキーファンとしてはどちらも聞いて歌声や微妙に異なる英語のアクセントを楽しんでいただきたいところですが、どちらかひとつ!と言われるならウエストエンド版かな?

ということで、まだまだ続くキンキー祭、一緒に楽しみましょう!

次回の妄想ロンドン会議Podcastは、祭特集! チーズ転がし祭りに、「えっ!まさかアレに乗って川を下るの!?」な驚きのボートレースまで、一度は体験してみたい英国のヘンテコ祭ベスト10をクイズ形式で。どうぞお楽しみに。
感想やリクエストがございましたら是非 mosolondon@gmail.com までメールください。お待ちしています♪
以上、Miz & Sinでした。シーユー!

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合わせて聴きたい!これまでのPodcast紹介

↓↓↓日本版キンキーブーツのゲネ映像を見た時の感想など。↓↓↓

↓↓↓ウエストエンド版キンキーブーツの感想。22分40秒くらいからです。↓↓↓

↓↓↓昨年の渡英を振り返りつつの、キンキーブーツ舞台版&映画版の感想。15分50秒くらいからです。↓↓↓

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普段はジャパン演劇界の片隅で公演やイベントをプロデュースしたり、デザインしたり、パンを捏ねたり、色々手がける何でも屋さん。小さな頃から洋画が大好きで、ジャニーズアイドルには見向きもせずハリウッドスターを追いかける少女時代を送り、今に至る。『ロード・オブ・ザ・リング』が好き過ぎてNZを訪問したことをきっかけにロケ地巡りに目覚め、『SHERLOCK』のロケ地ロンドンを訪れて以来、英国の虜となる。今注目の俳優は、ヒュー・ジャックマン/ジェイク・ジレンホール/ジャック・ダヴェンポート/コリン・ファース/ベネディクト・カンバーバッチ/タロン・エジャトンなど。ただ今、ロンドンとの心理的距離を縮めるべく英会話を猛勉強中。
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「ハリウッド、なにそれおいしいの?」が合言葉で、ほんの数年前までは知ってる海外俳優はゲイリー・オールドマンとロバート・ダウニー・Jrだけと言ってもいいほど洋画に興味が無かったけれど、友人に誘われうっかり参加したNY旅行をきっかけに洋画沼にハマる。そうこうしているうちにロンドンの魅力に取り憑かれ、足掛け2年で近所のTSUTAYAの英映画ラインナップを制覇。今やAmazon.UKから次々と新作を輸入し楽しむ日々を送っている。今注目の俳優・監督は、ショーン・ハリス/エディ・マーサン/ロリー・キニア/ジュリアン・リンド=タット/トーマス・アルフレッドソン。ロンドン活動に勤しむ一方で、舞台女優の顔も持つ、マイペースで奔放な自由人。