妄想ロンドン会議

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Podcast 第42回を文字起こし:【ネタバレ】またも「奴ら」にしてやられた!『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』に散りばめられた、喜ばしき罠(2)

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この記事は、Miz & SinのPodcast「妄想ロンドン会議」の気ままなおしゃべりの中から、特にアクセスの多かった回をテキストで読めるように文字起こししたものです。ある時は激しく・ある時はゆるくマイペースに語られる、さすらいの女子二人組による本音トークを、収録時の雰囲気そのままにお届けします。
Podcast 第42回を文字起こし:【ネタバレ】またも「奴ら」にしてやられた!『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』に散りばめられた、喜ばしき罠(2)

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2回目、3回目はもっと楽しめる! 物語構造にまで仕掛けられた見事なトリック。

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Miz で、その、忌まわしき花嫁と言われる花嫁の亡霊の犯人なんだけれども、彼女が自殺をするっていうところから始まるんだけどね。街中に銃をぶっ放して人々を震え上がらせた後、口に銃を突っ込んで頭を撃ち抜いて自殺する、と。

Sin 狂った怖い花嫁だったね。

Miz そうそう。で、その自殺をした花嫁が蘇ってっていうお話やったんやけれども。そのモリアーティが出てくる時に、ヴィクトリア時代の設定の中で流れで出てきてるから、ヴィクトリア時代でもシャーロックのマインドパレスの形があるやろうし、シャーロックが今ちょっと夢想しているじゃないけど、想像してるのかなとか、亡霊的な感じかなみたいな。そんなんでモリアーティが出てきて、そん時にさ、後ろに穴がボーンって開いてたりとかしてたじゃない。

Sin 脳天吹っ飛ばされた状態ね。うん。

Miz そこもだから、観てるこっちは上手いこと現代版のエピソードを、これまで数々の細かいモリーの設定だったりとかっていうのを、パロディ的にパロッた、そういう状態で表してたから、モリアーティもそういうアイテムの一つとして出てきてるんだなっていう風に上手いことミスリードされて、こっちは観てて。

Sin はい。

Miz でも、実は何のことはない、始めから観てたら、結局現代版のね、シーズン3の終わりのシャーロックが、「モリアーティが生き返った? え、そんなわけないよな。どうやって生き延びてたんやろう?」っていうのを想像して、深く深く考えっていった中で、120年前にあった事件っていうのを思い出して、そこにモリアーティを重ねて、っていうので。

Sin うん。

Miz もう結局、観てたら一番最初っからね、ずっと「あ、これは現代版のシャーロックが考えてた夢の中のことやったんやな」っていうのが。

Sin そうか。この物語構造を分かった上でもう一回観たら。

Miz 見え方が全然違うの。

Sin そういう見方ができるのね。

Miz そう。例えばモルグに行って、死んだはずの花嫁。

Sin 縛られてたやつや。また動くって。

Miz そうそう。また生き返らないようにって縛られてた花嫁。その花嫁のところに行って、「死体が動いて人を殺したんだ!」って言われて、じゃあちょっとモルグに見に行きましょうって見に行った。でもよくよく見ても死体はやっぱり頭を撃ち抜かれているし、これは死んでるぞっていう風に確認をして。

Sin うん。

Miz で、そん時に、彼女のはずやのに、シャーロックが一瞬「彼」っていうシーンがあってね。

Sin 言った。言った。

Miz ほんでジョンが「彼? 彼女だろ」っていう風に訂正をするんやけど。それもなんかちょっと言い間違えたみたいな感じになってるけれども。

Sin するっと流れてって。

Miz そう。その時に、あの一見ヴィクトリア時代シャーロックかと思われていたあのシャーロックさんは、実は現代版シャーロックさんで。

Sin うん。

Miz その時に思い描いていたのは、同じく頭を撃ち抜かれて死んでいった、「でも、生き返って……え?」っていうモリアーティに思いを馳せてたから、「彼」って言ったんだよね。

Sin んー。あの死体がモリアーティに見えてるってことか。いや、違う違う。モリアーティのことを考え……あれ? よく分かんなくなってきたぞ。

Miz モリアーティのことを考えていた……。

Sin モリアーティを象徴する死体だったからってことやんね?

Miz モリアーティのことを探るためにマインドパレスに入って手がかりを色々探っていた中で、同じような死に方をして、で、まだ解決できていなかった事件があるっていうので、そこに意識を飛ばしていたから。ちょっと表現が難しいんだけれども。

Sin 花嫁のこと半分、モリアーティのこと半分で考え……。

Miz もうなんならメインはモリアーティやったんやと思う。

Sin (笑)そうか。そういうことか。

Miz そう。

Sin あー。だからモリアーティの「him」か。

Miz そう。

Sin はーぁ。

Miz みたいな感じで、実は初っ端からずっと、ヴィクトリア朝に見せかけて実は現代版『SHERLOCK』ずっとやってたっていう。

Sin そういうことかぁ。

Miz うん。それのね、劇構造がね。またその、行ったり来たりして、観てるこっちをうまいこと掻き乱してくれて。

Sin うん。

Miz とてもね、私は面白かったです。めっちゃ気持ち良く騙されたし、驚きもあり、良かったです。

Sin 騙されたね。そうか、もう一回観たら分かるのかぁ。

Miz うん。

Sin なんかね、途中で、お兄ちゃんと喋ってる時に「データにウィルスが侵入する」みたいな、その時代には有り得ないことをちらっと言ったりとかしてた時に、なんか「あれ?」って。

Miz そうそう。

Sin 本当にそのウィルスが侵入するかのようにそういう言語が入ってきたから、何だこれって。私は気付かなかったけど、そういう仕掛けが全編に渡って張り巡らされてたってことか。

Miz あとなんか、「リスト作ったか?」とか言われてたけど、そのリストっていうのも、現代版のシャーロックが、まぁ薬物中毒にね……。

Sin うん。へろへろやったね(笑)。

Miz (笑)なって。まぁまぁやってしまった時に、対処するための薬物摂取リスト作っとけっていうのを現代版シャーロックさんはお兄さんから言われてたみたいなんですけど。

Sin うん。

Miz それが、最初「何のこと言ってんのかな、リストって」って思っててん。

Sin うん。

Miz それあの、ヴィクトリア朝の中でのディオゲネス・クラブに行った時にデブいお兄ちゃんに。

Sin ケーキ食ってた時ね(笑)。

Miz そうそう、デブのお兄ちゃん(笑)。

Sin もう何なん、あのデブ。

Miz あれやりたかったんやと思うねん。

Sin 言っちゃった(笑)。

Miz 正典ではさ、デブやったから、マイクロフト。

Sin そう。いやでもね、あそこまでじゃなくない?

Miz やっちゃった。やっちゃった。強調したいねん。

Sin そう? そうか……。

Miz でも、その時に「リストは作ったのか」とか言われてたやん。

Sin 言われてた!

Miz 「何のことやろう」とか思ってたけど、後々、「あー、そのリストか」って現代版パートで出てくるので。

Sin なんかでも、それもその時代のお兄ちゃんに、……だからデブい人に言われても違和感のないセリフではあったので、なんか引っ掛かりつつも見過ごすんだよね。

Miz そうそう。それを二回目見るとね、「あー! ここのセリフ、ここで言ってたんや!」とかっていうのがすごくたくさんあって。

Sin ほう。

Miz これが面白いです、2回目以降観るの。

Sin さすが、3回目観たプロやね。

Miz 3回目じゃないよ。

Sin もっと観てたんか。

Miz あの、20回くらい観た(笑)。

Sin あかん、激プロやった(笑)。すごい人やった。

Miz そうですよ。そんなね、日本語字幕がついては初めてなので。

Sin あ、そうか。まぁそうだよね。

日本語字幕に物申す!

Miz でも日本語字幕にも不満なところいくつかあって。ま、私が観てて「ふふふ」って笑ったシーンっていうのが何箇所かあったんですけど。

Sin うん。

Miz 一番笑ったシーンが、現代パートの、何回目かの行ったり来たりの、シャーロックが「エミリア・リコレッティの墓を掘り返す。死体を確認するんだ」って言い出して、周りみんなに止められて。

Sin うん。

Miz ジョンが呆れて「もう帰る」て言い出して。

Sin 現代パート? あれヴィクトリア朝パート……。

Miz ううん、あれ現代パート。

Sin あれ現代パート! あ、そっか。もう混乱してる、私。

Miz (笑)大丈夫、私20回観たから。確実なんすけど。

Sin そうか。「100年以上経ってるのを掘り返すのか」ってとこやね。はいはい。

Miz そうです。ジョンは呆れて「帰る」って言うんだけれども、「僕はメアリを連れて帰る」って。

Sin 言った。

Miz その後、メアリが「えー?」って顔をして、で、ジョンが言い直すの、「メアリが僕を連れて帰る」。で、メアリが「よし」って言って、二人は去っていくっていうそういうシーンがあったんだけど。

Sin オモシロや。

Miz そうでしょ? でも、日本語字幕では全然そんなニュアンスなくて、「帰るぞ」「えぇ」みたいな感じで帰って行っちゃったの。

Sin そうだね。「お願いだ」かなんか言ってたけど。

Miz メアリに対して?

Sin 「帰ろ」って言ってムッて顔されたから、もう一回「お願いだよ」って。だから頼まれて「OK!」っていうニュアンスやった気がする。

Miz ふーん。

Sin なんか言ってるところに被せてあったのは、そんなセリフ。

Miz うん。

Sin だから、それはそれでちょっとメアリの方が立場が強いっていうのは表現されててんけど、そんなオモシロじゃなかった。

Miz そう。でもそんな感じで、字幕にはもう一個不満があって。

Sin うん。

Miz 最後のね、滝のシーン。あそこでさ、シャーロックがモリアーティと対決するっていう時に、ジョンがやってくるわけです。

Sin あ、来た。ヘルパーで来た。

Miz ヘルパーかどうか知らんけど(笑)。来ました。で、その時にシャーロックが「来たのか、ジョン」みたいなことを言うわけですね。で、ジョンが「ジョン? 今までそんな呼び方してたか?」みたいなことを聞きます。

Sin うん。

Miz で、シャーロックが「ずっと前からこうだっただろ」みたいなことを言います。で、ジョンが「そうだったな、シャーロック」っていう風に言うんです。でも日本語字幕はですね、ジョンが「シャーロック」って呼んだ、それがスルーされてて。字幕なしだったの。

Sin うん。

Miz 「あかんやん、それ重要なとこやん!」と思って。

Sin ……そやね。「スルーかいっ」ってなるよね。

Miz でしょ?

Sin 一応なんか耳では聞こえて……。

Miz いや、あかんって。ちゃんと字に、字に起こさな。

Sin でも、それはそうやね。感動ポイントやんそれ。オモシロはちょっと目を瞑ろ。

Miz オモシロは……目瞑らなあかん? あれ、ちゃんとして欲しかったな。

Sin ちょっと、吹き替えの方を期待しよ?

Miz あ、そうですか?

Sin やけど、それは重要ポイント。だから名前をさ、下の名前で呼ぶみたいな。仲良い二人の関係性が売りやったわけやん、この作品って。それの肝なんじゃないの?

Miz そうだよ。

Sin で、その名前で呼び合うってことは現代を匂わすってことでしょ? あら、そんな重要なことを。

Miz そうやねん。飛ばしてはって、「あーぁ」って思ったっていう。その、英語版をずっと観てた者としては、「どんな風に訳されるのかな」って楽しみにしてたので、「大事なとこ飛ばしたな!」っていうのがちょっと残念なとこでした。

よくぞ映像にしてくれました! 感動のライヘンバッハ。

Sin そうだね。せっかくのライヘンバッハの二人やのにね。

Miz もう、だって感動ポイントやん。なんか、あの滝のシーンに、ジョンが助けにやって来んねんで! どのシャーロックもどのジョンもなし得なかった、あの滝に助けに来るっていう。

Sin 伝聞でしか聞いてないんよね。

Miz そうそう。ジョンは知らぬ間にね、「シャーロックは滝に落ちて死んだよ」みたいな噂聞いて。

Sin そうやんね。目撃者が誰もいない、どうなったか分からへんっていうのが正典の。

Miz そうなの。でも間に合うねん、あそこに。っていう感動ポイント。そこで「ジョン」「シャーロック」って呼び合う。

Sin (笑)。

Miz これ、強調して! っていう。

Sin せやな。

Miz そうなんです。

Sin いくらモリアーティが「あぁ〜ぁ」って言っててもな(笑)。

Miz 情けなかったな。なんか足ボーンって蹴られてな。

Sin 可哀相かったー。

Miz 可哀相やったね。しゃあない。

Sin しゃあないな。それはそんな感動ポイントの後では、もう、ええわ。

Miz (笑)。

Sin モリアーティ、ええわ。

Miz そうなんですよ。そういうところがね、ちょっと私は物申したいポイントでした。

Sin ご不満でしたか。

Miz はい。しんちゃんも不満点があったんでしょ?

Sin なんかね、その訳とかでは全くなくて。

Miz めっちゃ気になんねん、このしんちゃんのメモ。「メアリ」「モリアーティ」って書いてんねんやんか。

Sin 書いてるね。

Miz これ何やろと思って。しかも喋りながらずーっと、この人はメモをですね。なんか電話喋りながらなんかメモパッドに何か書く人みたいにずーっと書いてるんですよね。この。

Sin (笑)字の練習してた。

Miz 私に進行を押し付けて(笑)。何をやっているのだと。教えてください、何をしていたのか。

Sin 「冥界」っていう字を練習してた(笑)。

Miz (笑)わっかんないっすね。で、何なん、この「メアリ」「モリアーティ」は。

メアリが有能過ぎる問題。 次作タイトルは『超有能探偵MARY』?

Sin 違うねん、メアリさ、有能過ぎへん?

Miz メアリは有能だよ?

Sin なんかさ、もう行ってはいけないポイントまで行ってない? 国家機密をさ、スマホ一個で。

Miz あぁ、現代パート?

Sin そう。あのヴィクトリア朝の方は時代考察をちゃんとされてたから、ちゃんと足で付いて行って潜入するぐらいやったやん。それは全然いいねんけど。ま、服可愛いなー、ぐらいで。

Miz うん。

Sin いいねんけど。現代のメアリの有能ぷりったらなかったやん。

Miz メアリはね、有能スパイですから。

Sin なんかちょっと有能すぎるなと思って。

Miz (笑)。

Sin これなんかもうさ、次から『SHERLOCK』じゃなくならへん? っていう。

Miz タイトル『MARY』?(笑)

Sin うん。『超有能探偵MARY』になりそうやなって。

Miz ジョンの存在がどんどん薄なってきてるのは否めないよね。

Sin そう。

Miz 今までのジョンの位置に、やっぱりその、「どれだけお兄ちゃんが弟を思っているか」みたいな、そこの部分がすごい強調されてた今回の番外編やったなっていうのは思って。まぁ兄、弟の兄弟愛が好きな私としては非常に嬉しいことなんですけど。でもそれにしても、ちょっとジョンが、ね。存在が薄いな。ていうかジョンがちょっとアホ過ぎるなとは思ったりしましたね。

Sin なんかちょっと精神的に支えてるとか、シャーロックがちゃんといて欲しい時にジョンが横にいるとか。っていうのプラス、ジョンがなんかポロッて言ったことがヒントになって物事がババババッて進むっていうのもさ、割と醍醐味やん。

Miz そうやね、ジョンは光の伝道師やからね。

Sin (笑)宗教みたいやけど。そうそう、でも闇に対して光を当てる人っていうポジションが、メアリの有能さによってちょっと薄まってきてやしないかっていう懸念がさ、起こる昨今なのですよ。

Miz まぁ今が一番シャーロックが孤独な時期なんだと、そう思って私は納得してるんですけどね。

Sin あ、そう。

Miz シャーロックのこの孤独さを、きっと増すために、ジョンはいるのだと。幸せな時代をね、体験させておいて、そして闇に突き落とすじゃないけれども。そういうことを主人公に体験させるためにいるキャラなんだと、私は理解してます。

Sin あの、「愛を知らなければ、僕は寂しくならなかったんだ!」ってことか?

Miz (笑)それそれ。

Sin (笑)。

Miz で、シャーロックがそれに打ちのめされれば打ちのめされるほど、このSっ気たっぷりな私としては非常に美味しい展開になっていくっていうね。

Sin ドSや。そうか、ドSにはこの展開堪らんのか。

Miz 堪らないですね。私は主人公が甚振られれば甚振られるほど喜ぶ。はい。

Sin ちょっと割と問題発言やなぁ。

Miz (笑)。

Sin なるほどねー。

Miz もう怪我とかどんと来いですよ。死にかけるどんと来いです。

Sin (笑)死んじゃダメだけどね。

Miz 死んじゃダメ。

Sin そっか。でもその「恐ろしい子」っていうメアリが。

Miz (笑)メアリね。

Sin これ以上活躍されてしまったら、シャーロックすらも出る幕なくなるやんっていう。もうマイクロフトとメアリがいたら、国家は安泰やん。

Miz っていう感じにヴィクトリアパートはなってたよね。

Sin うん。

Miz だってさ、マイクロフトがさ、メアリを使って色々調査とかさせてたやん。なんか弟はちょっと趣味で捜査させとけ、みたいな感じでさ。

Sin もう放っとけや、ってね。

Miz そうやね。

Sin それがちょっとね、まだご不満。そんな指先ひとつでMI-5の機密情報に触れちゃいかん! って。MI-5好きやからね。

Miz あれはきっと、きっとやけど面白ポイントやったんじゃないの?

Sin あ、そうなん?

Miz あそこは。ちょっとギャグなんじゃないの?

Sin 「開いたよ!」っていう?

Miz そうそう。マイクロフトが「いやぁ、侵入するのはすごく大変……」「あ、出来たけど」みたいな。

Sin そこクスッとすれば。

Miz たぶん。じゃないと、指先ひとつでシーズン4が終わりそう。

Sin そうやねん、それやねん(笑)。

Miz 大丈夫っしょ、それは大丈夫だよ。

(※ この一連の話ですが、メアリがMI5にハッキングしたのは現代パートとはいえ夢の中なので、メアリが有能すぎるのもそういうわけなのかな? 現実では無いということなのかな? と後で見返して思いました。いやー、こんがらがりますね! by Miz)

Sin 「有能過ぎて怖い」ってなって。

Miz さすがに大丈夫やと、思いたいけどね。

Sin そうね。

ライヘンバッハは、彼らの戦いの終わりじゃない!現代版『SHERLOCK』は、正典がちゃんと終わらせなかったモリアーティとシャーロックの対決をちゃんと終わらそうとしてくれてるんじゃないか。

Miz じゃ、この「モリアーティ」っていうのは? この不満の「メアリ」と「モリアーティ」の。

Sin 恥ずかしいからやめて! メモを読み上げるっていうの。

Miz 書いてるから、ここに。これ何よ。

Sin いや、モリアーティも一緒なん。あのね、シーズン3のメイン敵は兄ちゃん・ミケルセンだったわけじゃない。

Miz ラース・ミケルセンって言ってくれる?

Sin お兄ちゃん・ミケルセン……。

Miz ラース・ミケルセンね。

Sin その、マグヌッセンか。マグヌッセンがもうラスボスとして控えててっていう物語があったやん。で、シーズン3からシーズン4にかけての本編と言われるこの物語で語られる一番の敵は、やっぱりモリアーティやん。最大の敵ってやっぱりモリアーティっていうのが、もう正典からあるわけやん。唯一叶わなかった相手というか……。

Miz アイリーン・アドラー。

Sin アイリーン・アドラーを除いてね。生涯の敵と言われるのはモリアーティっていうのが分かってんねんけど。それ一回超えたはずやのに戻って来たから。もうこれここから先、モリアーティ以上の敵は出てこないんじゃないかっていうのがちょっと寂しいなって。次々に新しいステージをクリアしていくっていう、そういうのが欲しいけど、もう出てこないって宣言してるようなもんなんじゃないの?
っていう。

Miz いやでも、それはね、何故かというと、私それ答えが言える。

Sin おぉ!

Miz 正典にも魅力的な敵はモリアーティ以上出てこなかったから。仕方ない。

Sin そうか。

Miz で、正典のことをちょっと思い出して。コナン・ドイルのことを。あれ、ちょっともう書くの嫌になって、一回ちょっと殺してまおうと思って、滝から突き落としたでしょ、あの人。

Sin 一旦、本当にそれで辞めてるからね。

Miz でもすごい人気で、「復活してくれー!」ってすごい言われて。

Sin 半分、脅しに屈した(笑)。

Miz で、半ば嫌々? 始めて。そりゃ出てこえへんわ、モリアーティ以上の敵は。

Sin あれさ、そうなったのは分かってんねんけど。コナン・ドイル自体がね、ほんまに街を歩くたびに「ホームズどうした」って言われ続けるのが嫌になって書き出したっていうのは分かるけど。でもやっぱり人気は揺るがぬものやったんかな。「こいつ面白ないわ」って思われへんかったんかな?

Miz いやぁ、嬉しかったと思うよ、ファンとしては。帰ってきてくれたからさ。

Sin あー、そっか。

Miz で、そのコナン・ドイルさんとね、マーク・ゲイティスさんスティーヴン・モファットさん、どこが違うかっていうと。コナン・ドイルさんは半ば一瞬、シャーロックとモリアーティを手放した。で、ちょっとやる気無くしたけど、でもあの現代版の二人は今だにずっとラブだってこと、シャーロックに対して。

Sin 言ってたもんね、「コナン・ドイルはホームズのファンじゃないもん」って。

Miz 言ってた言ってた(笑)。「僕らの方が詳しいよ」って。

Sin そっかぁ! ってすごい膝を打った。

Miz もうさ、正典の『ホームズ』って「あれ、このキャラこんな名前やったっけ?」っていう、どう見ても同じキャラやのに違う名前で出てきたりとか。ハドソン夫人の名前すら間違えてたりとか。結構設定がコロッコロ変わってたりとか無茶苦茶やったり。

Sin ジョン、結婚したんかしてないんかよく分からへんし。嫁、何人おるねんとかね。

Miz 「あれ、何回目?」みたいなね。だったりとか、時間軸もバラバラやったりするからそうなってるけれども。でもそんな正典と違って、今回の現代版の『SHERLOCK』っていうのは、つまりは正典がちゃんと終わらせなかったモリアーティとシャーロックの対決をちゃんと終わらそうとしてくれてるんやな、と私は思ってるよ。

Sin あー、そうか。なるほどねー。

Miz だから私は期待してまっせ! ライヘンバッハが彼らの戦いの終わりじゃなかったんだと。真の終わりは、これからなんだと!

Sin (笑)。

Miz 思ってますよ。どうこれ。

Sin ってことはモリアーティは続いて語られるってこと?

Miz 分かりません! それは、二人に聞いてください!

Sin まぁね、アンドリュー・スコットさん演じるモリアーティっていうのが、すごく魅力的な。

Miz そうねー。良かった。

Sin だから、あれは出して欲しいっていう気持ち反面、もっと凌ぐような敵を期待せざるを得ないよなって。ここまできたら。見守り続けた身としては。

Miz でもなんか、どんどん敵が強なっていってね、『ドラゴンボール』のフリーザ現象が起きても仕方がないじゃないですか。ね?

Sin (笑)そうね。

Miz もう、良くない先例がいっぱいあるの。世の中の物語には。敵が強なりすぎて強さのインフレが起こるっていう。

Sin そうねー。

Miz そう、それやったら、私が大歓迎だよモリアーティ。

Sin まぁ、じゃあシャーロックがモリアーティの幻想から解放されることはないのか。

Miz うん。ない。そんな、囚われてるシャーロックさんも良いですね。

Sin そうね。だからそれはそれでもう、永遠のライバルとして、心に棲み続けるんだね、彼は。

Miz そうだよ(笑)。そうですぜ。

Sin マグヌッセンさんもすごく格好良かったからさ。だから。

Miz あれも、引っ張ることなくあそこでシャーロックにやすやすと殺されてしまうっていう。

Sin やすやすやったね。

Miz そこも良いんじゃないかなって思う。あの、シーズン3ね、ちょっとこれまでのファンの方たちからしたら「ちょっとイマイチだわ」っていう票が多いじゃない。

Sin そうね。私もどっちかっていうとそっち派だもんね。

Miz 私は、より楽しんだ派だったんです。だからモファットさんにシンクロしながら『SHERLOCK』っていう物語を今、漂ってます。

Sin うん。

Miz シーズン2までがジョン目線だったのに対してさ、シーズン3からはシャーロック目線になったじゃない。

Sin ちょっと、ジョンがいない時間が増えたからかな?

Miz なんか、「あの二人のコンビが好きやったのに」って人もたくさんいてはると思うんですけど。私は孤独なシャーロックを応援します。

Sin だから! ドSやからやな。

Miz (笑)。

Sin ドSな方はね、もうこれシーズン重ねれば重ねるほど。

Miz そうです。いやでもね、ドSってわけでもないよ。心の拠り所はお兄ちゃんやから。

Sin あ、そうか。

Miz お兄ちゃんがすごくシャーロックのことを思ってくれてるじゃない。そうなのかなってシーズン3の時に思ったけど、今回を観て、よりそれは強くなりましたね。

Sin なんか逆に存在感増してはいるよね。一緒に実家帰ったりね。

Miz なんかちょっとマーク・ゲイティスさ、自分の出番増やしてんちゃうかって(笑)。

Sin 絶対書いてると思う! ちょっとこれ、出といた方が儲かるぞっていう。違う仕事も増えるしなとかっていう計算は絶対あるよね。

Miz (笑)そんなことはないよ。

Sin 良いシーン書いてたりするやん。一緒に煙草吸ってさ。

Miz あれも良いシーンやね。

Sin 一緒にピッて隠したりするのも、可愛いやん。

Miz うん。

Sin あとはもうね、シーズンなんぼまで行くつもりなんやと。

Miz おぉ。

Sin 正直に言いなはれ、って。

Miz 私はいいよ、4で終わってくれても全然。でもきっとね、養蜂のとこまでいこうとしてるんちゃうかな、と私は思う。

Sin そして『Mr.ホームズ』へ続くってか。

Miz (笑)サセックスまで行くんちゃうかなと思います。

Sin あぁ、そうか。いや、それによってもストーリー展開が変わってきたりもするからさ、どっちなんやろなーって。

Miz だから、長い目で暖かく見守りたいな、と。こんなになんか、ドラマに同時代にハマって全世界のファンと一緒に続きを楽しみにできる、こんな楽しいドラマなかなかないなと思うんで。私は続いてくれたら嬉しいな。

Sin そうやね。なんか、オリンピックみたいになったらいいのにね。

Miz そうやね(笑)。4年に1回ね。今までは2年に1回やったのが、ちょっと今回もう1年、3年開くことになるからね。

Sin だから、えっと、ラグビーW杯程度?

Miz ラグビー3年なん?

Sin 3年やったと思うよ。

   (※違いました。ラグビーW杯も4年に一度でした。3年に一度のスポーツ大会を他に探してみたのですが、スイスの伝統的なお相撲“Schwingen”の大会しか見つかりませんでした……。おがくずを敷き詰めたリングで戦う、レスリングのようなスポーツだそうです。余談でした。 by Sin)

Miz ま、でもそんな感じでね。

Sin 今、水口から聞いて、まだ捉えきれてないことがいっぱいあったから、ちょっとオンエアもね。

Miz あぁ、きっとしてくれるやろうしね、NHKで。

Sin 待ってる。吹き替えも待ってる。

Miz もう一回映画館行ってくださっても構わないですよ。

Sin あぁ、そうか。でもさ、それまでにもう観たいやつが次々公開するじゃん。

Miz 観なあかんやつ目白押しやからね。

Sin 『Mr.ホームズ』も待っとるんよ、一ヶ月後に。

Miz そうです。

Sin でしょ? 映画館行って、予告編も気が抜けなくなってきてるからさ。いっぱいチェックしないとね。

大っきい兄弟と小っちゃい夫婦に萌え。

Miz というわけで、私たちが観てきた『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』の感想でした! 言い忘れたことない?

Sin ……ない。

Miz あ、一個だけある、私。

Sin 何、何なに?

Miz あの、飛行機の中でね。あの現代パートの飛行機さ、天井が低かったでしょ?

Sin 小っちゃいんやもん、だって。

Miz ね、プライベートジェットやから。で、お兄ちゃんとか大っきいからこうやって屈めてたし、シャーロックも出て行く時に、こう屈めながら歩いてたやん。

Sin 今、体現してはるんで(笑)。

Miz こうやって、こう。

Sin こうやってって、首傾げて縮めてはります。

Miz なんですけど、最後にお兄ちゃんがジョンに「シャーロックのこと頼む」って言う良いシーンがあるんですけど。

Sin うん。

Miz そこでジョンはもう全然屈めないの。シュッて立ってんの。「小っちゃいんやなー!」と思って。

Sin それ、リアルホビットってこと?(笑)

Miz 「マーティン・フリーマン、可愛いな!」と思って。「ジョン小っちゃい!」って。

Sin あの、ホビットン家に行ったイアン・マッケランさんの感じだよね。

Miz そうそう(笑)。そのマーク・ゲイティスさんがね、大っきいから。そうなんです。でも、ジョンもシュッて立ってて、なんならジョンの奥さんのメアリもピシュって立ってたから、「小っちゃい夫婦やな、可愛いな」って。それがね、キュンってきました。

Sin 大っきい兄弟と小っちゃい夫婦やったな。

Miz そうですね。キュンってきました。

Sin 萌えポイント。

Miz はい、以上です。そんな感じでね。

Sin はい。というわけで。

Miz 長くなりましたが、今日はこの辺りでお別れしたいと思います。さようならー!

今回文字起こししたエピソードはこちらでした!

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(Last Update:2016年10月11日)
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普段はジャパン演劇界の片隅で公演やイベントをプロデュースしたり、デザインしたり、パンを捏ねたり、色々手がける何でも屋さん。小さな頃から洋画が大好きで、ジャニーズアイドルには見向きもせずハリウッドスターを追いかける少女時代を送り、今に至る。『ロード・オブ・ザ・リング』が好き過ぎてNZを訪問したことをきっかけにロケ地巡りに目覚め、『SHERLOCK』のロケ地ロンドンを訪れて以来、英国の虜となる。今注目の俳優は、ヒュー・ジャックマン/ジェイク・ジレンホール/ジャック・ダヴェンポート/コリン・ファース/ベネディクト・カンバーバッチ/タロン・エジャトンなど。ただ今、ロンドンとの心理的距離を縮めるべく英会話を猛勉強中。
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「ハリウッド、なにそれおいしいの?」が合言葉で、ほんの数年前までは知ってる海外俳優はゲイリー・オールドマンとロバート・ダウニー・Jrだけと言ってもいいほど洋画に興味が無かったけれど、友人に誘われうっかり参加したNY旅行をきっかけに洋画沼にハマる。そうこうしているうちにロンドンの魅力に取り憑かれ、足掛け2年で近所のTSUTAYAの英映画ラインナップを制覇。今やAmazon.UKから次々と新作を輸入し楽しむ日々を送っている。今注目の俳優・監督は、ショーン・ハリス/エディ・マーサン/ロリー・キニア/ジュリアン・リンド=タット/トーマス・アルフレッドソン。ロンドン活動に勤しむ一方で、舞台女優の顔も持つ、マイペースで奔放な自由人。