妄想ロンドン会議

今すぐにでもロンドンに飛び立ちたいふたりが、現実には行けない今週のロンドン旅行プランを妄想するWEBサイトです。

ロンドン旅行への片道切符を運んでくれたのは、『レ・ミゼラブル』と『SHERLOCK』。2013年から始まった、長い長い旅の記録。

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MizとSinのふたりによる、2013年から2017年に合計4回訪れたロンドン旅行の思い出と旅のTIPSを、Mizが思い出しながら執筆します。私たちの経験や失敗が、これからロンドンに飛び立つ方たちにとって、勇気や安心の元となりますように。
ロンドン旅行への片道切符を運んでくれたのは、『レ・ミゼラブル』と『SHERLOCK』。2013年から始まった、長い長い旅の記録。
photo by Miz

ロンドン旅行を振り返る、その前に。

みなさんこんにちは、Mizです。

ふと気づけば、年に一回ロンドンに渡るのが人生の楽しみのひとつとなって、早三年の月日が経ちました。そろそろ2016年の、通算四回目の渡英計画を練りはじめたいところですけれども、このタイミングでちょっとこれまでのロンドン旅行を振り返ってみたいと思います。

と言いつつも、すでに一回目の渡英の記憶はおぼろげ。

まだ「妄想ロンドン会議」のポッドキャストもやっていなかった頃の話です。あの頃は、自分たちがここまで英国の魅力にハマるなんて思ってもいませんでした。私の目の前に突然現れ、心を盗んで行ったニクい奴、それがロンドン。

もうね、恋です。一目惚れです。それからはずっと一方的片思いです。人間、いつ何がどうなるかわからないものですね。

実は、今のこの文章を書き出す前に、何度も出だしを書いては消し、書いては消しして「しっくり来るポイント」を探ったりしておりました。「文末は『だ、である』調がいいのかしら、それとも『です、ます』調がいいかしら」と、同じ文章を二つ書いて並べて見比べてみたり、音読してみたり。「詩的な文章にしてみようかしら」なんて、ちょっと気取って書いてみたバージョンもありました。

だけど、自分を飾ろうとしてはだめですね。気取ったバージョンは、体が痒くなって速攻消去してしまいました(笑)。
もう、いつも通り普通でいきます、普通で!
ポッドキャストでSinとおしゃべりするみたいに、画面の向こうでこれを読んでくださっているあなたに、そのまま私の声を届けることができたら嬉しいです。

ポッドキャストをお聞きのみなさんはとっくにご存知の通り、あっちにふらふら、こっちにふらふら、話題があちこちに飛ぶことで有名な私です。
文章でもきっと同じ現象が起こることでしょう。
自ら撮影した写真を頼りに、記憶の糸を手繰り寄せながらの執筆になるかと思います。
どうぞよろしくおつきあいくださいませ!

2012年冬。私たちを呼んでいたのはNYか、ロンドンか!?

「そうだ!ロンドンに行こう」
そう思い立ったのは、2012年の年末のことだったでしょうか。
Sinの家の近くで夜遅く、車の中でSinと興奮しながら話をしたことを覚えています。その年、私たちはロンドンに足を運ぶきっかけとなった、ふたつの作品に出会いました。ひとつ目は、映画『レ・ミゼラブル』です。作品の詳細な説明は今更必要無いと思いますが、こういう作品です。

『レ・ミゼラブル』
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。

出典:シネマトゥデイ

『レ・ミゼラブル』ではその歌の力に感動し、涙しました。原作は知っていたものの、恥ずかしながら、舞台ミュージカル『レ・ミゼラブル』を見たことの無かった私。映画を見ながら「きっと舞台ではこういう演出なんだろうな」「ここがきっと幕間前のクライマックスシーン」など、まだ見ぬ舞台を思わず想像してしまうほどにのめり込みました。

その後私は、サントラを購入して毎日いつでもどこでも脳内『レ・ミゼラブル』を上演。
どうやら、このクセは小さなころから変わっていないようで。

「試合前に聴く曲ですか? ええ、『天空の城ラピュタ』のドラマCDです」

中学二年生の時に手に入れたディスクマン(※SONYから発売されていたポータブルCDプレイヤー。使ってた人、いますか…?)で、初めて購入して聴いていたのは忘れもしない、『天空の城ラピュタ』の映画音源CD。

サントラじゃないですよ。
映画本編を丸々CDに収録した、音声だけの、アニメの無いラピュタですよ!

そう、そのラピュタをですね、目を閉じて聴くわけです。
すると、脳内で動くパズーとシータが上映されるのです!

告白しますが、当時陸上部に所属していた私は、試合直前の精神統一の時間にもディスクマンを持ち込み、ラピュタを聴いていました…。
マラソン選手のQちゃんこと高橋尚子選手が、五輪大会時にhitomiの「LOVE 2000」を聴いていたことは有名な話ですが、万一うっかり私が有名選手にでもなっていたら、「試合前に聴く曲ですか? ええ、『天空の城ラピュタ』のドラマCDです」なんて真顔で答えていたかと思うと乾いた笑いが止まりません。(※ラピュタは名作です!)

さっそく脱線しましたが、話を戻します。

そんなわけで、脳内ラピュタよろしく、脳内レミゼを上演するうちに、猛烈に舞台のレミゼが観たくなってしまったのです。それも本場で。選択肢はふたつ。ブロードウェイ(NY)とウェストエンド(ロンドン)の二択でした。

「ちょっとブロードウェイの下見してきます」

SDIM1713photo by Miz

ここで、NY旅行の話を少し。
実は、2012年の9月に、私たちは友人に誘われて3泊5日の短いNY旅行に出かけていました。それが実に15年ぶりくらいの海外旅行で、友人Tさんの誘いが無ければ決して実現していなかった旅でした。

このTさんからの誘いの言葉がまた破天荒すぎました。
「ちょっとブロードウェイの下見に行こうと思うんやけど、一緒に行かへん?」
ブロードウェイの下見……。
そう、彼は舞台役者なんですが、いつかブロードウェイの舞台に立つその日のために、下見に行きたいと言うのです。いつでも本気120%のTさんなので、この時ももちろん真顔です。
私ももちろん真顔で答えました。「うん、いいよ」と。

かくして、Tさん、私とSin、そしてHさんという4人でNYの地に降り立ちました。(この時の面白過ぎる破天荒エピソードは、彼らの承諾を得ることが出来たら、いつかここでも紹介したいと思います。)

初めてのNY旅行。めちゃくちゃ楽しかったのですが、ある一点に於いては惨敗。

それは、英語力。

3年おきくらいに英語ブームがやってきては去っていきを繰り返していた私は、適当な文法書や単語本を買っては積読の繰り返し。一番熱かった時代はやはり映画『ロード・オブ・ザ・リング』にハマった時だったでしょうか。英語で書かれた原作本を貪り読み、結果、魔法とファンタジーワードだけを完璧に習得した日のことが昨日のことのように思い出されます……。

添乗員さんのいるパッケージツアーだったら、英語力なんて無くても構いません。実際、それまでに唯一私が訪れた英語圏の国・ニュージーランドでは、添乗員さん付きのツアーだったため、何不自由無く過ごすことができました。

しかし、今回のNY旅行はエアーと宿だけがセットとなったフリープラン。
旅英語の本を買ってドキドキしながらNYの地に降り立ったのですが……結果は惨敗。そりゃそうです。一朝一夕に英語力が身につくはずも無く、日本人的なマインドをしっかり持っていた私は、使ったことのない&自信のない英語を口にすることができず、サンドイッチひとつまともに注文することができませんでした。

帰国後、本格的に英語の勉強に取り掛かったと共に、いつかNYにリベンジに行きたいと思うようになりました。

渡英の歴史、やっとスタート!

前置きが随分長くなりましたが、そういうわけで、舞台『レ・ミゼラブル』観劇の候補地がNYとロンドンに絞られたのです。

そして、最終的に私たちがロンドンを選んだその訳は……?

そう、皆さんとっくにお分かりのとおり、2012年に出会ったもうひとつの作品、ドラマ『SHERLOCK』のロケ地・ロンドンを訪れたいと思ったからです。

『SHERLOCK』
世界中のミステリーファン絶賛!
類まれな推理力と最新ITツールを駆使し、難事件を解決。現代版ホームズ!

ベーカー街221のBに住み、シルクハットにパイプをくゆらせる・・・と、誰もが想像するシャーロック・ホームズだが、本作は、パイプの代わりにニコチンパッチを貼り、スマートフォンとGPSを駆使して犯人を追いかけ、自分のサイトでその推理を披露する!まさに21世紀の現代に蘇ったシャーロック・ホームズだ!
シャーロックを演じるのは、強烈な個性を放つ現代のシャーロック像を創り上げ、今や映画、テレビシリーズにと引く手数多で撮影スケジュールを押さえるのも困難となった人気俳優ベネディクト・カンバーバッチ。迷路のように入り組んだ奇怪な謎を鮮やかな推理力で次々に解き明かすシャーロック像には、一種の清涼感を感じさせるほど。相棒のジョン・ワトソンを演じるのは、マーティン・フリーマン。思慮深い人物ながら、常にシャーロックに的確なアドバイスをし、振り回されながらもそれを楽しんでいるチャーミングなワトソンを演じている。
出典:AXN Mystery

『SHERLOCK』では、舞台となる街がまるで一人の登場人物のように魅力的に描かれており、主なロケ地のそのほとんどがロンドンに集約されていると聞けば、俄然ロンドンへの興味が増した私たちでありました。

ここから私たちの渡英の歴史がスタートするのですが、長くなりましたので出発編はまた次回に(笑)。

旅を重ねて思うことは、この旅は往復の旅の「trip」ではなく片道の旅の「journey」なのかもしれない、ということ。
それぞれの旅の期間は1週間程と短くてもそれで終わりでは無く、一旦日本に帰国してまたロンドンに戻って旅の続きを楽しんで、日本に戻っては次の渡英を夢想する。次の渡英計画がある限り、日本にいる間もずっと旅しつづけているようなものなんだなって感じています。
日本のことも、以前よりもっと好きになれました。
そうそう、いつかNYにもリベンジします!

そんなわけで、まだまだ旅の途中な私たちではありますが、ロンドンが好きな方・行ってみたいなと思っている方・英国映画や演劇が好きな方に、このブログを通して楽しんでいただけましたら幸いです。

では、また次回お会いしましょう。
See you!!!

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普段はジャパン演劇界の片隅で公演やイベントをプロデュースしたり、デザインしたり、パンを捏ねたり、色々手がける何でも屋さん。小さな頃から洋画が大好きで、ジャニーズアイドルには見向きもせずハリウッドスターを追いかける少女時代を送り、今に至る。『ロード・オブ・ザ・リング』が好き過ぎてNZを訪問したことをきっかけにロケ地巡りに目覚め、『SHERLOCK』のロケ地ロンドンを訪れて以来、英国の虜となる。今注目の俳優は、ヒュー・ジャックマン/ジェイク・ジレンホール/ジャック・ダヴェンポート/コリン・ファース/ベネディクト・カンバーバッチ/タロン・エジャトンなど。ただ今、ロンドンとの心理的距離を縮めるべく英会話を猛勉強中。
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「ハリウッド、なにそれおいしいの?」が合言葉で、ほんの数年前までは知ってる海外俳優はゲイリー・オールドマンとロバート・ダウニー・Jrだけと言ってもいいほど洋画に興味が無かったけれど、友人に誘われうっかり参加したNY旅行をきっかけに洋画沼にハマる。そうこうしているうちにロンドンの魅力に取り憑かれ、足掛け2年で近所のTSUTAYAの英映画ラインナップを制覇。今やAmazon.UKから次々と新作を輸入し楽しむ日々を送っている。今注目の俳優・監督は、ショーン・ハリス/エディ・マーサン/ロリー・キニア/ジュリアン・リンド=タット/トーマス・アルフレッドソン。ロンドン活動に勤しむ一方で、舞台女優の顔も持つ、マイペースで奔放な自由人。